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2019年 03月 06日
デザートを食後に食べる理由

今日は私の大好きなデザートの話をしたいと思います。
デザートの話と言っても美味しいお菓子の作り方や、人気のお店の紹介などではございませんので悪しからず。

子供の頃、ご飯を食べる前にお菓子を食べていたらデザートは食後にしなさい!
とよく叱られたものですが、実はこの食後にデザートを食べると言う事は凄く理にかなっていて大切な事なのです!
なぜデザートは食後の方が良いのか?
これにはどの種類の糖(ブドウ糖or果糖)を先に食べるかが大きく関わってきます。
以前の私は、食事の時間まで甘い誘惑に勝てず、小腹がすくとチョコレートなどを軽く摘まんでいました。いや結構バリバリ食べていたかな(笑)
この甘い誘惑の多くには甘さを出すために、お砂糖(ショ糖)を多く使います。
このお砂糖(ショ糖)はブドウ糖と果糖で出来ています。
そして人の体はブドウ糖より先に果糖を優先して処理します。
では何故、果糖を先に処理するかと言いますと、果糖は血中に入るとベタベタと血中タンパク質などと結合する為危険です。
なので肝臓で脂肪酸(中性脂肪やコレステロール)に変えて、ブドウ糖より先に処理します。
この果糖を中性脂肪に変えている間はインシュリン作用を抑制し、ブドウ糖を筋肉やその他の組織に取り込むことや肝臓にグリコーゲンとし貯めることが出来ず、血糖値はだらだらと上がります。
このような事を繰り返していると糖尿病になる可能性も出てきますので侮れないですよね。
お腹が空くと言う事は脳がブドウ糖を求めているサインなので順番に、ブドウ糖(ご飯、パンなど)タンパク質(卵、肉、魚など)を先に食べてから、お楽しみのデザートを食べることが大切です(^^)
そしてこのデザートを摂ることの大きな目的は脂肪を摂ることにあります。
よく、「脂肪を食べたら太るやん」と悪者にされますが脂肪は体作りにとても大切で、心臓、筋肉 皮膚、骨などはエネルギーとして脂肪を使います。
人は動かなくても1日約100gの脂肪が必要です。(活動量によっては200g以上必要なこともあります)
しかし100gの脂肪を食事から摂ろうとすると、お肉だと600g位食べないといけないので、実際はなかなか難しいですよね。
そこで効率よく脂肪を摂るに向いているのが果糖を含むデザートなのです。
アイスクリームだとカップのアイス(180mℓ)位が適量だと思います。
少し話が長くなりましたが、先にご飯やお肉を食べ後にデザートを食べると言う事は、ブドウ糖やタンパク質、脂肪を効率よく摂る為に大切な事です。
そしてビタミンやミネラルはどうしても食事だけではとることが難しいのでサプリメントを活用してもらう事が良いと思います。
だからと言って過剰なデザートの食べ過ぎは膨よかな体になってしまうのでご注意を。
総合体力研究所オススメデザート↓
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by sougoutairyoku
| 2019-03-06 14:23
| ●食事
2017年 02月 15日
カルニチンってなに?
スタッフの餅です。
↓前回の記事はこちら↓
カルニチンって何?

カルニチンは脂肪酸がガソリン工場に入る時に、必要なものです。
でも身体の中で作られます。
材料は、タンパク質とビタミンB3、B6,C,鉄が必要です。
食品では赤いお肉に含まれています。
オーソADプラスにも入っています。
カルニチンが不足だと、慢性疲労症候群になりやすいという新聞記事もあります。
健康な人と比較したら、
女性は50%、
男性は60~70%に減少
Tリンパ球の中も減少して、免疫異常が認められた。
ビタミンCの大量投与で一定の効果をあげた…と書いてありました。
脂肪を一杯持っていても、カルニチンがないとエネルギーの工場に入れないですよ~。
工場に入ってもクエン酸回路がぐるぐる回ってガソリン(ATP)を作るには、又、ビタミン、ミネラルがないと作れません。
ビタミン、ミネラルで、正しく脂肪を消費しましょう!

更に詳しくお知りになりたい方は、治療所の先生にお尋ねください。
END
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by sougoutairyoku
| 2017-02-15 13:53
| ●脂肪
2017年 02月 08日
騙されないで!内臓脂肪を取りますよ~の宣伝!
スタッフの餅です。
前回の脂肪の続きです…
脳はブドウ糖(白米、パン、麺類)がガソリンでしたね。ブドウ糖を食べないと、身体(タンパク質)が壊され、体重は落ちます。
糖尿病の末期に出てくるケトン体もでてきます。やばい!

脳以外は脂肪がガソリンでしたね。
その脂肪を正しく消費するためには?
①脂肪はじっとしていても100g、活動量の違いにより100gから200g必要です。
毎日100g以上の脂肪を、食事から摂ることは無理(お肉600g)なので、余ったブドウ糖と果物やデザートを、肝臓で脂肪に変えることで、脂肪の確保ができます。
②でも一日必要量以上の脂肪を貯めこまない事…果物、デザートは食べ過ぎないことでしたよね。
脂肪組織に貯められた中性脂肪は、せっかく集めた3本がバラバラにされ、1本の脂肪酸になって血中にほりだされます。
脂肪酸は界面活性剤(脂と水の両方の性質を持っている)です。
脂の部分は血管(内面は脂)とくっつき、水と仲の良い部分は血液の中を流れていくので、そのままだと血管をはぎ取ってしまいます。
恐い…

でも大丈夫です

脂肪酸は、必ず「アルブミン」というタンパク質に包まれて、運ばれていきます。
血中の脂肪、コレステロールはタンパク質に包まれているので、血管にくっつきません!
タンパク質は身体作りだけではなく、脂の運搬にも関係しているのでしっかり摂りましょう。
アルブミンに包まれた脂肪酸は、筋肉、軍隊などのガソリンになるために取り込まれました。
そしてエネルギーの工場(ミトコンドリア)に入ります。
あれ?入らない!ブドウ糖はす~っと入れたのになぜか入れません。
カルニチンがないと脂肪酸は工場に入れません。




更に詳しくお知りになりたい方は治療所の先生にお尋ねください。
↓「脂肪」に関するオススメ記事↓

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by sougoutairyoku
| 2017-02-08 15:29
| ●脂肪
2016年 10月 05日
お酢からぷよぷよ脂肪の元に~!
↓前回までの記事を読む↓
脂肪を食べたら太る?
肥満の大敵は砂糖より果糖!
ダイエットは食事療法です!
どのように脂肪酸が作られるのでしょうか?
ブドウ糖は細胞の中へ入ると、細胞質で分解され(解糖と言います)、あるもの(ピルビン酸)が作られます。
あるものが、エネルギーを作るガソリン工場(ミトコンドリア)に入ります。
それがお酢の中の酢酸(以下お酢で表現します)にCoA(補酵素)をくっつけたもの(=アセチルCoA)に変化、工場の中にクエン酸回路があり、ぐるぐる回り、ATPというガソリンが出来ます

ATPこそが、脂肪や、ブドウ糖から作られるガソリンの本体です。
(もちろん、酸素、ビタミン、ミネラルがどれひとつ欠けても、ATPは作れません…)
でも使わないのに、ブドウ糖が余ってくると、これ以上いらないということで、クエン酸がガソリン工場(ミトコンドリア)から外へ(細胞質)へ出されます。
そのクエン酸を お酢(アセチルCoA)に変えて、脂肪酸(中性脂肪)が合成されます。

果糖やガラクトースは、すぐに処理しないと危険なので(脳が使わないのに、ブドウ糖よりもタンパク質にくっつく)、ガソリン工場から外に出され、お酢(アセチルCoA)から脂肪酸(中性脂肪)の合成へといきます。
アルコールも分解されて、お酢(アセチルCoA)になり、エネルギーとして使われたり、余れば脂肪酸(中性脂肪)に合成されます。
脂肪酸(中性脂肪)は組織に貯められているだけで、糖みたいにタンパク質にぺたぺたくっつきません。
だから体重615kgでも生きられるんですね~なるほど

脂肪酸(中性脂肪)は、血液の中では、タンパク質に包まれており、血管にはくっつきません。
でもタンパク質が欠乏すると、肝臓に貯まります(脂肪肝)

タンパク質はしっかりと摂りましょう。
お酢がいっぱい出てきましたね。
実はお酢から脂肪酸(中性脂肪)を作るのです!
短い脂肪酸の代表が酢酸…お酢に含まれています!→CH₃COOH
お酢は健康に良いが、脂肪(脂肪酸)は良くないと言わないでくださいね!
1個のお酢アセチルCoAがスタートで、酵素が働き(ビタミン・ミネラルが必要)
1個、2個……7個とお酢(アセチルCoA)をくっつけると長い脂肪酸(パルミチン酸)が出来上がります。

出来上がった長い脂肪酸を、グリセリン(ブドウ糖がないと作れません)
に3つくっつけたのが中性脂肪です


さあ、その作られた脂肪酸(中性脂肪)どのようにして使うのでしょうか?
それはまた今度に

更に詳しくお知りになりたい方は治療所の先生にお尋ねください。

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by sougoutairyoku
| 2016-10-05 14:36
| ●脂肪
2016年 09月 28日
ダイエットは食事療法です!
スタッフの餅です。
↓前回までの記事を読む↓
脂肪を食べたら太る?
肥満の大敵は砂糖より果糖!
ダイエットとは体重ではなく、食事療法のことをいいます

世間では、体重を落とすことが、ダイエットとして言われていますが…

(タンパク質からブドウ糖をつくります=糖新生)
参考
①「糖質制限ダイエット」知らないと失敗する!
②「糖質制限ダイエット」成功するには?
タンパク質壊したくないですよね。
「1週間で簡単に6~7kg落ちました!」
の宣伝は全て自分の身体を壊しているのですね!
恐ろしい!骨や筋肉がガタガタに

脂肪は1kg落とそうと思ったら、9000キロカロリーなので、それを消費するためには、フルマラソン2回に相当するようようです。無理~

脂肪は動かないと落ちません!!

余分な物(ブドウ糖以外の糖)を控え、足らない物は上げる。
血管、筋肉は強くする。余分な脂肪は作らせない。
これが本当のダイエットです!
いっぱい食べても太る方、太らない方、食べる中味に問題があるようです。
脂肪はいくら食べても太りません。
胸悪くなり、下痢します。試してみてください。

END
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by sougoutairyoku
| 2016-09-28 11:22
| ●脂肪
2016年 09月 21日
肥満の大敵は砂糖より果糖!!
スタッフの餅です。
↓前回の記事を読む↓
脂肪を食べたら太る?
脂肪、脂肪と言っても、実は色んな種類があるのを知っていますか?

脂肪の種類の代表
●コレステロール
参考:コレステロールの過去の記事
●リン脂質
細胞膜の構成材料に。細胞が傷ついた時の連絡の言葉を作ります。
●中性脂肪
私たちが、一番気にしている、太っているとかの話です。
血中では中性脂肪、皮下では皮下脂肪、内臓脂肪もあります。
中性脂肪こそが、身体のガソリンになり、体温を保ったり、内臓を衝撃から守ってくれる(身体のクッションの役目)生きるために必要なものの1つです。
また、リン脂質(細胞膜)の材料にもなります。
少ないと生きていけない、多すぎると困る??
一体どうすればいいの…



脳のガソリンのブドウ糖は生きていくためには必要だけれども、多いと身体の大事なタンパク質にくっついてしまうので、必死に余ったブドウ糖を肝臓で、グリコーゲンに貯えたり脂肪酸(中性脂肪)やコレステロールにかえたりして、対応しています。
ブドウ糖は、脳がまず使い、残りを肝臓や筋肉で蓄え、余ったら脂肪酸(中性脂肪)へ
ブドウ糖は大切です。
じゃあブドウ糖以外の糖は?
●果糖(果物に含まれている糖)
●砂糖(ブドウ糖+果糖)
●乳糖(ブドウ糖+ガラクトース)
…牛乳、ヨーグルト
果糖、ガラクトースは脳が利用できない、しかもブドウ糖よりも危険なので、肝臓で速やかにほとんど脂肪酸(中性脂肪)やコレステロールに変えています。
ブドウ糖以外の糖は、ほとんど脂肪酸(中性脂肪)へ直行!!
答え出ましたよ!


ブドウ糖以外の糖が、このぷよぷよ脂肪の犯人…!!
皮下脂肪になりやすいのは、砂糖よりも果物に含まれている果糖。
果物はあまり食べ過ぎると良くないという新聞記事もあります。
ショック!!

そういえば、肉食動物スリム!
草食動物太っている!
タヒチやハワイの人(美味しいフルーツいっぱい)
なるほど。

END
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by sougoutairyoku
| 2016-09-21 14:11
| ●脂肪
2016年 09月 14日
脂肪を食べたら太る?
スタッフの餅です。
人間はどんなに脂肪を貯めこむことができるのか?
ギネスに体重615kgとありました。すごい!!

筋肉や骨は私たちと一緒だと思うので、後は全部脂肪!!
脂肪ってこんなに貯めこんでも生きることができるのですね~!
脂肪は良くない!
脂肪がいっぱいの肉を控えなきゃ~。
脂肪は太る!
と思っている世間のほとんどの方に……

寝ている間も呼吸を繰り返し、心臓は休まず働き、腸は蠕動運動を…
じっとしていても生命を維持するためのエネルギーを基礎代謝量と言います。
脳はブドウ糖がガソリンなので、1時間に5g必要です。
5g×24時間=120g
1gは4キロカロリーなので、
4×120=480キロカロリー
ブドウ糖は脳が生きるためになくてはならないけれど、血糖値が高かったり、ヘモグロビンA1c(酸素を運搬するヘモグロビンにブドウ糖がくっついている)が少しでも高いと、ワーワー大変

実際、足が壊疽からの切断、目の網膜が破壊されたり、腎臓がダメになり透析になったりと…体をむしばんでいきます

心臓、肺、皮膚、筋肉は脂肪がガソリンで100g必要です。
脂肪1gは9キロカロリーなので、
9×100=900キロカロリー
480+900=1380キロカロリー
これが基礎代謝量として必要なエネルギーになります。
それを食事から摂るのですが…
ブドウ糖は白いご飯お茶碗に1杯(40g)×3食=120gで摂れます。


お肉100gは水分が60~70%、残りにタンパク質15%、脂肪が15%と言われています。
計算しますよ。
お肉100g中に脂肪が15g入っています。
脂肪100gを摂るには、
なんと!お肉600gが必要になります。


活発に動く人は2400キロカロリー必要と言われています。
ブドウ糖は、どんな人も必要量は一緒で480キロカロリー。
残り約2000キロカロリーは、
脂肪を200g=お肉1.2kgに相当します。
…もっと無理~!!
脂肪は犯人ではない!!
じゃあ、このぷよぷよ脂肪は…一体何から作られるのだろう??



END
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by sougoutairyoku
| 2016-09-14 11:01
| ●脂肪
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